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Jessie Mae Hemphill


title
She Wolf
label/namber/format
P-vine/PCD-5474/CD
彼女は、ミシシッピのコモ出身(フレッド・マクダウェルとおんなじ!)。1stのこのアルバムは元々アメリカでは紹介されてなくて、フランスのヴォーグからリリースされたのです(79年)。俺の持ってるのは、日本Pヴァイン盤。全15曲収録。巷じゃあ、ブルーズの女王などというと、絶対この人の名前があがらないがそれで良いと思う。俺の愛するジェッシーにはそんなのが似合いません。悪魔で自然に唄う、ギターを弾く。そして、ブルーズをプレイする、そんな感じが素晴らしい。が、がだ!無名すぎる!このCDも廃盤だ(多分)。そんなことでは、いかんので少しでも彼女を知って欲しい。とかいってそんなに情報自体ないんですが・・・彼女のおじいさんはミュージシャンのシド・ヘンフィル。そんな、じいちゃんから教わった曲が「クラウダッド・ホール」。トラディッショナルなのでコモの民謡か!?他にも「マイ・ロード・ドゥ・ジャスト・ワット・ヒー・セイ」も収録。おばのローザ・リーって人もプロのミュージシャンらしく教わったのが、「ブウリン・ウェル」。こんなヒルカントリーバックグラウンドに支えられ、彼女が影響を受けたのはハウリン・ウルフ。この催眠的ヒルカントリーを聴けば頷けます。タイトルも「シー・ウルフ」だし。ベースレスのバンドスタイルは至ってプリミティブ。リアルです。ジャケもイカしてるので中古屋で探してみてください。

title
Feelin' Good
label/namber/format
P-vene/PCD-5473/CD

90年ハイウォーターからのアルバム。録音は84年・88年の音源。実は「シー・ウルフ」よりも、こちらが個人的にオススメ。間違いなく踊れるし、なんといっても「ストリームライン・トレイン」が収録されているのだ!このリフはカッコ良い。彼女の傑作だ(タブ・ファルコもカバー!)そして、その踊れることについて、忘れてはならないのがアフリカからの影響が見えるダンスビートであり、ミシシッピ北部の※ファイフ&ドラムバンドの影響。「シー・ウルフ」でもいえることだが、ワンコードでぐぃぐぃビートが、のっていくのは圧巻。88年の録音時のドラムR.L・ヴォイスは、彼自身ライジングスター・ファイフ&ドラムバンドのメンバーであるので、そのグルーヴ感あふれるドラミングを楽しんで欲しい。
※葦から削った横笛(ファイフ)にスネア、バス・ドラムが折り重なるように演奏され、それは、延々と続くようなリフレインで高揚感を煽る。(ライナーより)これは、絶対聴いて欲しい。(WT)

Hey,Rovin' Cowboy and Cowgirl!

To Kill Time and To Enjoy Time.
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